Zoomで会議中に急に発言を求められてミュート解除にパニクる方もいらっしゃるかと思います。Zoom以外のアプリを操作中でも複雑なキーコンビネーションを押さなくても即座にミュートを解除できるボタンを作って快適に使っているので紹介します。Mac用ですがキーコンビネーションを変更することでWindowsにも使えると思います
材料
アイテム | 名称等(リンク) | 個数 | 金額 |
---|---|---|---|
Arduino(マイクロコンピュータ) | Arduino Pro Micro | 1 | 500〜2000円 |
スイッチ(跳ね返り) | プッシュスイッチ | 1 | 50〜200円 |
LED | 無くてもok | 1 | 5〜50円 |
抵抗 | 330〜1kΩ程度(LEDが無い場合必要なし) | 1 | 5〜30円 |
ケース | プラスティック等 穴あけ加工等しやすいもの | 1 | |
リード線少々 | 50cmもあれば充分 |
ハードウェア・工作

ケースの加工が下手くそなため、完成写真は掲載しません
ソフトウェア
ARDUINOのページから
https://www.arduino.cc/
ArduinoIDEのMac版をダウンロードして解凍後アプリケーションフォルダに移動します
Arduino.appを起動し新規ファイルに以下をペーストします
include
define button 8
define ledPin 9
bool ledon = false;
void setup() {
Keyboard.begin();
pinMode(button, INPUT_PULLUP);
pinMode(ledPin, OUTPUT);
}
void loop() {
if(digitalRead(button) == LOW){
Keyboard.press(KEY_LEFT_SHIFT);
Keyboard.press(KEY_LEFT_GUI);
Keyboard.write(‘a’);
ledon = !ledon;
delay(100);
Keyboard.releaseAll();
while(digitalRead(button) == LOW);
}
if (ledon) {digitalWrite(ledPin, HIGH);}
delay(50);
digitalWrite(ledPin, LOW);
delay(30);
}
USBケーブルでMacと接続してください
「ツール」メニューのボードを「Arduino Leonardo」にします
「ツール」メニューのシリアルポートを、それっぽいものにします(条件によって表示が変わる)
書き込みボタンを押して書き込みします
Zoomの設定
Zoomメニューの設定からキーボードショートカットを設定します
「自分のオーディオをミュート」と「手を挙げる」の「グローバルショートカットを有効化」にチェックを入れます

これで退屈なZoom会議中にゲームで遊んでいる時、急に呼ばれても慌てることなく速やかにミュート解除できます